数珠が今必要な人向け、数珠に関するさまざまな知識をご紹介

小さな数珠

仏教に関わっている人はもちろん、関わっていない人でも知っているのが数珠です。
何らかの機会に数珠が必要になったという人もいるでしょうし、せっかくなので数珠について、詳しく知ってみませんか。
ここでは、数珠が必要になったという人向けに、数珠に関するさまざまなことをご紹介していきます。

数珠とは

数珠とは、穴が空いているいくつもの珠に、紐を通して輪っかを作った仏具のことです。
諸説ありますが、お経を唱えた数だけ手繰ってカウントする珠だったということから、数珠という名前になったという説が有名です。
お坊さんが持っているのを、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
主にお経を唱えるときに用いるもので、数珠を持って心を込めてお経を唱えれば、生きている方はありがたい教えを通して功徳を得る、亡くなった方の供養ができるといわれています。
持っているだけでお守りになり、煩悩を退けられるというようなご利益があるのも、数珠の特徴といえるでしょう。

自分のために数珠を買うなら

自分のために数珠を買うケースには、たとえばどこかの仏教宗派に入信したというケースがあるでしょう。
誰かの数珠は借りられませんので、その際には、必ず自分用の数珠を購入する必要があります。
購入するのは本式数珠(本連数珠)といって、珠の数が108つ以上あるような、その宗派で本式と定められているものです。
ただ、その際に注意したいのが、購入する場所です。
実は仏教では、宗派によって本式数珠の形が異なります。
そのため、近所の仏具店や百円均一のお店などを頼った場合、自分が入信した宗派の数珠が売っていないということがあるのです。
入信したお寺や、紹介してくれた人に購入場所について聞いておくか、お寺で販売していることがあるので、そちらで購入しておくと良いでしょう。

お葬式やお墓参りで必要なら

日本には無宗教家が多く、数珠を持つ必要性をあまり感じていないという人も多くいます。
ですが、仏教が根付いていて、慣習的に仏教式のお葬式を上げることも多い日本ですから、お葬式はお墓参りというときには、数珠が入用になることもあります。
その際に持っておきたいのが、略式数珠(片手数珠)です。
略式数珠は珠の数が少なく、片手で持てるタイプの数珠を指しています。
コンパクトで持ち歩くのに適していますが、それだけでなく、ほとんどの宗派で使える統一された形状の数珠であるという特徴があります。
どこのお葬式に参列するときにも使うことができるので、持っていて損はないでしょう。
房の形は、切り房、頭付房、梵天房、カガリ梵天房、紐房など種類があります。
宗派によって「男性は紐房が主流」というようなことがありますが、基本的にはどの宗派でも房の形までは言及されず、どれを使っても問題ないといわれています。
略式数珠は基本的にはどこの仏具店でも購入できるので、近所の仏具店に聞いてみると良いでしょう。

最近は通販でも購入できるのが数珠

最近では、数珠は通販でも購入することが可能になっています。
数珠はコンビニでも購入できることがある親しみやすい仏具ではありますが、特に自分用にきちんとしたものを持ちたいと感じたら、通販も視野に入ります。
仏具店やお寺でも購入はできますが、そちらだと種類が少なく、自分が気に入るような数珠がないということも考えられるためです。
通販ならではの意匠を凝らした豪華な数珠や、特別な素材で作り上げた数珠など、多くの数珠があります。
数珠が欲しいと思ったら、通販を頼ってみても良いかもしれません。

おわりに

数珠についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
数珠についての知識が深まり、どのようなものを購入すれば良いかわからない人への一助へとなれば幸いです。
もし数珠を購入するとなれば、付近の仏具店や紹介してもらった仏具店を頼ってみるか、気に入るものがほしいと思ったなら、通販もおすすめです。